子どもだった私へ
大人になってできる溝は
そう簡単には埋まらない。
傷ついた心は硬く硬く固まって動かない。
大人はこうして頑固になっていく。
それに対して反発心がずっとあったけれど、なんだかしかたがないのかもしれないと思うようになってきた。
そう思ってしまったのは、きっと私にも許せないという感情が芽生えたから。
そもそも、許すとか許さないとか、そういう問題ともちょっと違う気がする。
うまく言葉にできるくらいなら、溝なんてきっとすぐに埋まるのだろうな。
もうこの溝が埋まる望みは1%も残ってはいない。
限りなくゼロに近いけれどゼロではない。
そこに人生の不思議と希望がかくれているのかもしれないですね。
大人はたくさんの仕方がないを抱えている。
好んで抱えたいわけではもちろんないの。
きっとあなたも分かるときがくる。
そう若い頃の私に教えてあげたい。
私はいろいろ分かっているつもりの子どもだった。
でもときには「仕方がないの荷物」を下ろす努力も必要。
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