すれ違っていく
肌が合わないってやっぱりあるのかなって思う。
それはただ”合わない”というだけで、どちらがいいとか悪いとかそんなことではきっとないのだろう。
街を歩けばたくさんの人とすれ違う。
ほとんどは視線を合わせることもなく、すれ違っていく。
けれどふとした瞬間に、ハッと視線がぶつかったりすることもある。
たとえば何か、同じものに対して暗黙の共感をしたとき。
「出会う」って、きっとそんなことのような気がする。
視線が合っても、そのあと視線を外してしまいたくなる人もいる。
だけど、まっすぐと見つめていたくなる人もいる。
肌が合うって、きっとまっすぐと見つめたくなる人だ。
出会いというものをそんな風にたとえて考えてみたら、ちょっとすてきに思えてきたので、
こうして書き残しておくことにしました。
すれ違うことは悲しいことではない。
そんな中で、視線がぶつかる人との出会いが奇跡であり、愛おしい。
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