お母さん
Facebookでチラホラと、お子さんの入学式などの話題が上がっている。
この春も、親元を離れて暮らす学生さんがたくさんいるのだろうな。
早いお子さんでは、中学校で親元を離れての学生生活が始まる方もいるそう。
たとえば我が家の長男坊は4月から6年生。
あと1年で親元を離れるなんて…。
想像しただけでも、その親御さんの気持ちを考えると泣けてくる。
おそらく我が家は、中学は地元で過ごすと思うけれど、やはりいつか、子どもはこの家を巣立って行く。
「お母さん」「お母さん」
そんな声が家のなかで鳴り響く今を愛おしく思う。
子どもは授かりものだから、もし、私に子どもができなかったら、母親ではない人生を楽しもう。
ただ漠然とそう思っていたのだけれど、いつの日か、お腹の大きな人や、赤ちゃんを抱えた人を見かけると、まるで宝物を見るような心地になって、無性に気になり始めた。
幸運なことにそう思い始めた矢先に、息子を授かった。
誰でも良かったわけではなく、あの子達と出会えたこと、今でも信じられない奇跡だと思っている。
お母さん
ってすてきな響き。
かつて大好きな人から初めて名前を呼ばれたとき、
それは本当にすてきな瞬間だったけれど、
日々繰り返されるこの
お母さん
の呼び名は、やっぱり私にとっては一番なのかもしれない。
今、私はそう言うときを過ごしている。
今を大切にしたい。
画像は、いつだったか息子が私にくれた、小さな小さな花束。
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