ちゃんと褒める
性格がまるで違う男の子二人の子育ては、楽しくも悩ましい。
私は長女だったので、甘えることがうまく出来ない長男の気持ちが良く分かる。
けど果たして、次男坊の気持ちがきちんとわかってあげられているのかな??
そう思う時もある。
どちらの良いところも見逃さないでいたい。
そう思うあまり、どちらにも中途半端、精一杯ではなく感じることがある。
どこかで難しく考えすぎたり、構えすぎてしまっているのかもしれない。
少し前の話になるのだけれど、
空手の試合で組手も形も両方優勝することができた次男坊。
試合後初めてみんなが揃う練習の際に、みんなの前で先生からお言葉を頂いていた。
「試合に出て勝ち上がる人の多くは、組手なら組手、形なら形だけを練習して出場している。そんな中で、形と組手、両方に練習の時間を割き、努力してきた。そして本番に、周りの人の倍の試合数をこなし、両方勝ち上がっていくことは、本当に困難なことだったと思うし、本当にすごいことです。」
その言葉を次男坊がみんなの前で頂いているのを聞いて、思わず涙が浮かんだ。
試合が終わって、たくさん褒めたつもりだったけれど、心のどこかで足りない気持ちがあった。
本当は言いたかった言葉を、代弁して頂いたような気持ちになった。
「ちゃんと褒める」
大切なことですね。
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