月夜に思ういろいろ

昨晩は十五夜。
宮崎はなんとかお月さまを見ることができました。



そうそう。
少し前のことになるけれど、
迷うふりをしながら予定どおり、
角田さんの源氏物語が私の元にとどきました。

いろいろあって中断していたけれど、
最近また読書再会。
初回限定で?こんなおまけが付いていました。
源氏の香り袋付きの特製しおり。

しおりに書かれた歌はいろいろあるそうなのですが、私のもとに届いたのは空蝉(うつせみ)の歌。

空蝉は心は揺れ動くも、光源氏に絶対になびかない強情さがあった。詠む歌にはそんな心の揺れが現れていた。
(先日の優柔不断と書いた表現がどうも腑に落ちなくて、書き直してみた)

奇しくも私のもとにやってきたのは、源氏物語流に言えばこれも何かの宿縁なのだろうか?

まあそんなことはさておき、話のなかで「香を焚きしめる」という表現を度々目にする。
そして光源氏の香りが素敵であることも描かれているから、この香り袋はなかなかすてきな演出だと思う。

とても良い香♪
扇子の香りのようにも思うから、白檀かな?とも思うけれど、少し違うような気もするし…。
とにもかくにも本をめくるたびに、ふわりと香る心地よさがすてき。
そして、香りは想像力を掻き立てる。

今まで何の関心もなかった源氏物語を、月夜に少しずつ読み進める楽しみを覚えた今日この頃です。



**

今日は髪を切りました。
スッキリさっぱり。

美容室を出て一人で遅いランチを取っていたら、ふと父の笑顔を思い出し、そんな父に会いたくなった。

父が悪くなってここ何年も、現実を受け止めることに必死で、元気な頃の父を思うことはあまりなかったのに…。

きっと生きているという事実だけでも、随分と心が救われていたんだなあと、今になって気がついた。
父は私のことが好きだったから(笑)、私が何か話すとよく笑っていたんだよな。

海日和♪

南国宮崎の海の香りをあなたにお届け。 夫のサーフショップのお手伝いをする毎日、一人の母として、一人の女性として、日々の徒然を気ままに綴ります。

4コメント

  • 1000 / 1000

  • hiromix

    2017.10.07 01:24

    @るみたん こと 如月 雫雪身を削がれる別れ…お辛かったでしょうね。 良くも悪くもいろいろなことがあったのですが、きっとそれだけ縁が強かったのだろうと今は思います。 源氏物語は、一生触れることのない世界だと思っていました。お話の影響か、縁というものに対していろいろと思う今日この頃です。
  • 私も数年前に身を削られる別れがありました。 次第に時薬に包まれて、今を生きています☆ 大切な想い出を確りと胸に抱きしめて♡ あの世とこの世で姿こそ見えませぬが、想いは通じていると☆ 源氏物語…月夜に香りと共に少しずつ読み進める…素敵☆
  • hiromix

    2017.10.05 13:12

    @welina-kai忘れることも大切なのかなって。 うーん、、、だけど、コレはちょっと言葉が違うのかな。 いつだったか誰かが言っていた。 「思い出さないけれど忘れない」 そっちの方が近いかな。 忘れたわけではないけれど、忘れたように生きていきたい。 大切な思い出だけしっかりと握りしめて。 源氏物語、いつか出会いますように。 私もそう。本もタイミングで読みたい😉