試行錯誤
「サーフィンがうまくなるのに必要なトレーニングがあるのなら、サーフィンの時間が削られてもいいからやってみたい。」
先日、小学4年生の次男坊が私たちにそう言った。
たまたま、「世界大会に出ていた選手が、子どもの頃からヨガをしていた」という話をしているのを、横で聞いたときのことだった。
「大好きなサーフィンの時間を少し削ってもいい」
もともと、他のお友達よりサーフィンの時間が少なく、時間があれば海に入っていたいはずなのだけど(現に、どんなに波が悪くても入りたいという)、それがサーフィンに必要ならば、やりたいというのでした。
正直、親ながらにこの熱意にはびっくりしてしまった。
母である私にはまずない性質だし、一応アスリートのはしくれである夫にも、さすがに子どものころにこんな風に思う情熱があったかというと、定かではないと思う。
何か生まれながらに、アスリート魂のようなものを持っているのかもしれない。
「努力ができるというのも、才能のひとつ」。
と何かの本で読んだことがある。
と言うと、努力をしている人に失礼なのかもしれないけれど、
確か、
「努力ができる人というのは、もともと、努力ができる才能を持っている」
という話だったと思う。
私は、努力があまりできない方なので、大きく納得した記憶がある(笑)。
そこにつけて言うと、次男坊は、努力ができる才能は持っているように思う。
もちろん、そこから秀でるのはさらに絞られたひと握りであって、次男坊がそこに到達するかは分からないけれど(分からないというあたりが親バカだけど)、とにかく努力は惜しまない性分なのでした。
今は英才教育だの、やれコーチングだの、いろいろな機会が準備されている世の中なので、親はいろいろな選択肢のなかで迷うことになってしまう。
もちろん、経験して悪いことは何もないわけです。
だけど、お金もかかることだし、本当に必要なときに必要なことをさせてあげられなくては本末転倒になってしまうので、やっぱりいろいろと考えてしまう。
まだまだサーフィンの選手としては、かけだしの次男坊。
彼に今一番必要なことはなんだろう??
日々そんなことを考えていたちょうどそんなタイミングで、市から一通の案内が届いたのでした。
宮崎市で行われている試みとして「トップアスリート発掘・育成事業」というものがあるらしく、その、一次選考の市内4年生40名に選ばれたとの通知だった。
(一次選考は学校で行われる全国体力テストの結果より選抜)
希望者は二次選考を受け、そこをパスすると、月に1回アスリートのための運動指導が受けられるとのこと。
かなり人数が絞られてしまうので、二次選考をパスできるかは難しいかもしれないけれど、せっかくのチャンスなので受けてみようかなと思っています。
これからも、次男坊のサーフィン道はいろいろと試行錯誤することになりそう。
まだまだ始まったばかりですけどね。
今年は初のNSA参戦で、たくさん、たくさん、くやしい思いをした次男坊でした。
にしても、この努力、勉強にも生かせないかなあ(とかちょっと思う(笑))。
でもまあ、情熱を燃やせるものにめぐり合うことって、何よりも大切だと思っています。
「将来の夢は職業のことではないからね」
と誰かが言っているのを聞いたとき、本当にそうだと思った。
将来どんな風になりたいか、職業はそのためのひとつの手段。
(もちろん職業が夢そのものになることもあるでしょうけれど)
好きなことがあると、なんでもがんばれるような気がします。
自分たちの人生をとおしてそれは思う。
息子達が、情熱を燃やせるものに出会ってくれたらうれしいな。
コレ、まったく関係ないけれど、愛用の のど飴です。
なんか口の中でちょっぴりピリピリするんですが、それが効いているような?気がする。
イメージから入る私にはぴったり(笑)。
のどがなんとなくイガイガすると思っていたら、鼻水くしゃみ。
風邪なのか?花粉なのか?
とは言え、明日は仕事で空港に行かねばならないから、万が一風邪をひいてしまっては困る。
泣く泣く週末の息子たちとのサーフィンはお休みすることにした(泣)。
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