タイミング
中学生の息子が、持ち帰ったお知らせプリントをカバンから出しながら、
「コレ、ホントはオレが読むやつやけど、お母さんが代わりにどーぞ」
そう言って"図書だより"を私に手渡した。
本は好きなので、なんとなく流されるように読んでいたら、先生のおすすめとして
「キラキラ共和国」
と言う本が紹介されていてハッとする。
「ツバキ文具店」の続編だと書かれてあったのだ。
以前ツバキ文具店のことは、ブログに書いたことがあった。
心がじんわりとほどけていくような物語もさることながら、いきいきと描かれている鎌倉の風情に惹かれ、どうしても行ってみたくなり、旅に出たのがちょうど1年前の今日の出来事だった。
そんな旅のきっかけをくれた本の続編が出ていたことを、息子がたまたま手渡したプリントで知ることとなった、このタイミングの愉快さですよ。
こんな風に、
「神様が操作してるんじゃないかしら?」
そう思えるようなタイミングに出くわすと、なんだか漠然と守られているような気持ちになる。
「大丈夫。私はきっと大丈夫だ」
なんの根拠もなくそう思える不思議な瞬間。
“心温まる物語を、鎌倉の美しい風景が支えています”
先生の書評にそんな言葉があって、すてきな表現だなあと思った。
コレは読んでみなくてはと思った。
2コメント
2018.05.31 01:16
2018.05.31 00:58