男子子育て中
〈子育て中のひとこまを記録として〉
釣り熱に拍車がかかる今日この頃な長男坊に、「いいねえ。もうプロアングラーにでもなったら?」
と言うと、どうも反応が鈍い。
「じゃあ、プロは無理でも釣り具店の店員にはなれるかもね。釣りで悩んでいる人に、ギアの相談にのってあげたりできるよね!」
めげずにそんなことを言ってみたら、
「だから、プロも店員も、話さないといかんやろ?それが嫌やとよ。俺はただ、黙ってずっと釣りをしていたい」
そんな返答を聞いて思わず笑ってしまう。
プロのしゃべりと言うのは、普段見る動画なんかでのプロが解説しているときのことを言っていて、店員に関しては、とにかく説明するのは苦手だと言うことである。
なんで笑ってしまったのかって、この回答が、まるで夫の話を聞いているみたいだったから。
その話を夫にして、「どう?気持ち分かるでしょ?」と聞いてみたら、「変なところが似てしまったね」と苦笑いしていた。
この会話は、何も息子に将来プロアングラーや釣り具店の店員を勧めることを趣旨としているわけではなく、なんとなく将来がぼんやりしている息子への取りかかりとして、たまにそんなことを話したりしているひとこまである。
話すことが苦手だけど釣りをしていることがたまらなく幸せ。
そんな彼には、じゃあその釣りを黙々と続けていくためには、どんな道を選べばいいのか、そこを考え出していくといいのかもしれない。
いつだったか、北野武さんの「夢を持って働くのではなく、食べるために働く。それでいい」なんて話をしていた記事を読んだことがあるけれど、私はどちらかと言えばその考えに共感している。
夢を職業で叶えることはもちろんすばらしいし、夢に向かって邁進する人生もすてきだ。そうしたいのなら、そうするべきかもしれない。
一方で、食べるために、好きなことを続けていくために働くと言うのもひとつの方法だと思う。
さらに、仕事を続けていくうちに才能が開花することもあるのだと、最近はそんな例もいくつか知る機会があった。
いずれにせよ、道を切り開くのは息子自身。今は、いろいろな例を提示してあげたいと思ってる。今まで私が生きてきたなかで見てきたいろいろなことを、息子に伝えていきたい。
29cm もう少しで尺アジだったらしい。
次男坊は相変わらず、サーフィンでの目下の目標に向けて邁進中。
それを見ながら、私はまたまた何かできるこたはないだろうかと、少々焦りつつある今日この頃。
放っておいても育つ。
でも何かできることはあるはずだ。
その考えがぐるぐると渦巻き、あー居ても立っても居られない!
いろいろと経験させてあげたいことはあるけれど、そのうちのひとつ。
「海外の経験をさせてあげたい」
これはとりあえず、宮崎の豊富な波を大方知ってからでも遅くはないと思っているところ。いつかのここ!ってタイミングに送り出せるようにしておきたい。
もうひとつは、昨年からずーっと考えていてまだ正解が分からない、コーチングについて。
ふと、そう悩むことではないのだから、そんなに気になるのなら、いっそ受けてみればいいのでは?と思った。
「問い合わせてみよう!そうしよう!」
そう思うとすぐに行動に移してしまうのが私なのだけど、ちょっと大人になったので本人の意見も聞いてみることに(←大人ではなくて当たり前の判断ですよね)。で、聞いてみたところ、
本人もよく分からないらしい(笑)。
だけど。
具体的に練習していることがあるのかと尋ねたら、ちゃんと具体的なことを即答できたので、ちょっと安心した。そこをもう少しなんとかできたら、目標を叶えることに近づくと分かっているようだった。
もう少し様子をみようと思う。
コーチングを必要だと思ったら、いつでも言ってねとだけ伝えたら、大きく頷き、YouTubeの世界へと消えて行った…。
母親として優秀ではないのは最初から分かってる。間違いもあるかもしれないけれど、私はこんな風にいつでも迷いながら、子どもを見つめながら、手探りでやっていくしかないのだ。ダメなりに。
(以上備忘録として)
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