心に残った卒業式
なんで今卒業式の話なのか?
それは朝、この曲を聴いたから。
コレは卒業式の退場シーンで流れていた曲だった。この曲を聴くと卒業式のあのひとこまが鮮明に浮かんでくる。
歴史に残るであろうこのコロナ禍で、次男坊たち6年生の卒業式は開催すらも危ぶまれたが、先生方の人数も最少に、親の参加も2人まで、在校生は参加なしという形での開催となった。
時間も短縮で、卒業式の歌もなし。なぜか拍手もご遠慮くださいと言う。あの頃はまだ、何もかもが今以上に手探りだったので、感染拡大を防ぐためにとにかく何でもやる。というような状況だった。
それでも先生方が、こんな年に卒業となってしまった生徒たちを心を込めて送り出そうと一生懸命準備くださったことが、たくさんのお花や生徒の卒業に向けた作品展示等で伝わってきた。
とは言えやっぱり、歌も拍手もない卒業式はなんだか味気なく感じていたが、親たちのそんな気持ちとは裏腹に、子どもたちの方がむしろ大げさではなく当たり前に受け止めている様子。
こんなときの子どもたちの順応性には救われる。1人1人が卒業証書を受け取る姿に、逞しさが見えた。
みんな本当に大きくなったなあ。
望未も本当に大きくなった。先生にも友達にも恵まれて、楽しい小学校生活を過ごせたと思う。
少し寂しい卒業式はあっという間に終了となったが、それでも子どもたちは笑顔で退場していく。
そのときだった。ふいに目を向けた先生方のなかで、教頭先生が立ち上がって拍手を始めたのだ。
「拍手は禁止」
確かにそう言われていたのだけど、その表情は、「もういいでしょう。卒業式なんだから」と言っているように見えた。
きっと全員が同じ気持ちだったのだろう。つられるように拍手が起こり、拍手で見送ることができた。胸にジーンときた。
卒業式後、謝恩会も中止となったため急遽短めのお別れ会があった。
息子から、手紙をもらった。
サーフィンを見てもらうことも、撮ってもらうことももちろんうれしいけど、一緒に入るのはもっとうれしい。
お母さんはやさしい。世界一やさしいです。
とたくさん褒めてくれていた(笑)。
世界一は無理かもだけど、やさしい母でありたいと思った。
やさしい息子に育ってくれていることがありがたく、涙が出た。一生の宝物である。
とこんなことを一気に思い出していた。
この曲を聞くたびに、これからも思い出すのかなあと思う。
味気ない卒業式だと思っていたけれど、逆にとても心に残っている気がする。良くも悪くも、この時代を生きたことを、私たちは胸に刻んで生きていくのかもしれないなあ。
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ここのところずっと気がかりに思っていたことがやっと分かり、少しだけホッとしている。
きっと大丈夫だと信じていたい。
時間がかかっても、いつか笑って話せるといいなあと思う。運を天に任せる。それでいい。とにかく、生きていると言うことが大切。
ネオワイズ彗星と言うものが見たくてずっと探しさまよったけれど、見つからない。
(多分北の空が明るすぎるのかも)
それこそ次男坊が、星散策にいつも付き合ってくれてうれしいひとときです。
今日も探してみようかな。
2コメント
2020.07.22 00:17
2020.07.22 00:02