クーランガッタYHA#1
そろそろ本気で忘れそうになっているので、自分の記録として綴っておこうと思い立ち、旅の話というカテゴリーを作りました。今までもたまーーーにブログで書いたことあったのですが、今度はちゃんとカテゴリーとして残しておきたくて。
自分の記録なのでどうかお気になさらずに。
だけどこうしてブログに上げるからには、ちょっぴり興味を持ってくださる方が1人でもいらっしゃればそれはもちろんうれしいです(ボソッ・笑)。
旅の話は時系列ではなく、思い出した順に気ままに綴っていこうと思っています(最後までやり通せるかは分からないけど)。
前回はマルチドールのことを書きました。今回はクーランガッタ。
オーストラリアに到着して最初に訪れた場所です。
クーランガッタYHA(ユースホステル)にたどり着き、案内された部屋の一番最初の出会いは、たまたまベッドが横だった年配の女性。どうやら一人で滞在をしているようでした。
当時クーランガッタYHAには結構日本人の滞在者が多かったのですが、ペラペラではないけれど、日常会話程度の英語は話せていた私を(もはや過去形(汗))、よく気にかけてくださっていました。
「ひろみ、これ英語の勉強になるから読みなさい。」と自分が読んだ雑誌くださったり…。
彼女はどうやらご主人と喧嘩をして、家を飛び出してきたようでした。
「もう私たちは終わりなのよ。」
少し感情的に話している様子をみて、なんとなくだけれど、きっと冷静になったら自宅へ帰るのかな?なんて、まだまだ未熟だった私なりに思っていたりしました。
彼女は、私以外の日本人とはあまり親しい様子でもなく、時折、UFOとか宇宙人とかの写真が載った本を読んでいたりしたので、周りからはちょっぴり変わっている印象があったのかもしれない。
夜になると、カーテンの隙間からじっと夜空を眺めていた彼女を見て、
「きっと宇宙と交信してるんだ。」と冗談めかしてみんなは言っていました。
そして彼女がYHAを出た日。部屋にもどると、私のベッドの上にはいつもそうしてくれていたように、英語の雑誌が置いてあり、その横に、拾った貝殻ときれいな色の石が置いてありました。
彼女との思い出はそう多くないけれど、なんとなく印象に残っています。
なのに私は、彼女の名前がどうしても思い出せないんです。
いただいた石も、ずっと持っていたはずなのに、結婚して引越しをする際に、どこかに紛れてなくしてしまった。。。
なんて薄情な私。残念な私。
私は今も、忘れたころにふと彼女のことを思い出します。
無事にお家に帰ったのかな?旦那さんとは仲直りしたのかな?
今も元気にしておられるのかな?
そして、夜な夜な窓の外を見つめていた彼女の、あの表情が忘れられません。
今の私なら、夜空を見つめていた彼女の気持ちが、少し分かるような気がします。
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2016.11.09 05:37
2016.11.09 05:35
2016.11.09 03:17