君の好きな花

父が認知症になり、 じゃあ私は一体どんな風な最期を迎えるのかなあと、少し考えるようになった。

 考えるのだけど、結局それは不毛なことだといつも行き着いて終わる。 

分かっているのにまた今日も考えた。


 同じ病室に居る、同じく認知症のおばあさんは、毎日お料理の献立をノートに書くと言う日課があるのだそう。

 看護師さんに、「魚はあと何匹あったかな?」とか、「にんにく醤油があったから唐揚げにしようかね。」とかそんな会話を良くされている。 


 すごく不謹慎だけれど、 私ももし認知症を患ってしまったら、 このおばあちゃんみたいに、献立を考えたりしている私だといいなって思った。
ずっとずっと、献立を考えていられたら、もう何も分からなくなってしまっても、その一時は幸せを感じられるんじゃないかなって。
 家族の晩御飯を作りながらふとそんなことを思った。

 そしてそんなことをblogに書こうと思ったら、何故だか全く関係ない、この曲が浮かんだ。
これも大好きな映画。 


(以前ひっそりとやっていたブログより)

海日和♪

南国宮崎の海の香りをあなたにお届け。 夫のサーフショップのお手伝いをする毎日、一人の母として、一人の女性として、日々の徒然を気ままに綴ります。

0コメント

  • 1000 / 1000