考えない
バタバタと日々を過ごしていても、思い出したくないことが頭をよぎることがある。
そこから逃げたいとかではなくて、考えても仕方がないから思い出さないようにしている。
そんなこと。
わざわざ心の奥から取り出して見るようなことは、しないように努力をしているつもりなのに、こうしておもむろに頭をよぎるのだから、そんなときはもはや仕方がない。
水の中に藍を一滴落としたような鈍い痛みを、そっと受け止める。
悲しいときの対処法を少しおぼえた。
悲しいときは、考えないこと。
ただ“悲しい“と、感じるだけでいい。
そうすればまた、前を向けるような気がするんだよね。
誰にでもそんなときってある。
誰にでも。
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