あのとき
私はよく、
あのときのことを思い出す。
そんなあのときがいくつかあって、
きっと私が生涯を終えるとき、
走馬灯のように流れるのは、そんな「あのとき」の数々なのかもしれない。
今日もふと、
あのときのことを想っていた。
昨晩(正確には今日かな)、父が夢に出てきた。
亡くなって初めてだった気がする。
夢のなかでも父は、この世にはいない設定で、つまりは幽霊なのだけど、家族の誰一人として不審に思わない。
むしろ、やっと現れたねって感じ。
幽霊の父は、
すっかり元気なころの父であった。
それがうれしくて、
幽霊だからなんの拍子に消えてしまうかも分からないと、大切に大切に接した。
外は時おり風が唸っている。
明日も寒そうだな。
さっきちょっとだけ外に出てみたら、
星がとっても綺麗だった。
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2017.12.12 22:47
2017.12.12 20:34