家族の時間
「子どもたちと一緒に楽しめるのは、今しかないから」
というのは夫の口ぐせで、自営業をやっているにも関わらず、子どもたちとの行事で店をお休みしてしまうこともあるくらい、夫は子どもたちとの時間を優先してしまう。
仕事人としては決して褒められたことではないのだろうけれど、良い、悪いという理屈ではなく、私もそこは何となく、尊重するようにしている。
こんな風に、子どもたちとの時間にこだわるのは、彼が子どもの頃に父親を亡くしている経験から来ているのかもしれない。
無論 生前は、子どもたちをあちらこちらと連れて行ってくれるお父さんだったそうで、楽しかった思い出がたくさんあるのだそう。
おそらく我が息子たちにとっても、大人になったときに思い出せる家族と過ごした時間は、残せているのではないかと思う。
私1人では到底できないことなので、そこは夫にとても感謝してる。
昨日は家族でマラソン大会に参加。
4月から中学生になる長男坊は、直前まで自分は出たくなかったと愚痴を言っていた。
夫にはソレが不満だったようだけど、中学生になる年齢だもの。ごく当たり前の感想だとたしなめた。
一方長男坊には、お父さんは一緒に何かしたいだけなんだよ。とたしなめる。
「嫌だったかもしれないけど、ゴールはスカッとしたでしょ?やったー!って思ったでしょ?」
と問うと
「それは確かにそうだったけど…」
素直に認めるところが、まだまだかわいいではないかと、私は思うのでした。
いずれにせよ、長男坊との家族一緒に楽しむ時間は、刻々とタイムリミットが近づいているのかもしれない。
「ここで見てるから、自由に羽ばたいておいで」
いつかそう言ってあげられる母に、私はなれるだろうか?
昨日参加したマラソン大会は、ゴールでスイートピーの花が手渡されるんです♪
可憐な花が、春の香りをいち早く届けてくれた。
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