ランドセル
長男坊の卒業式が終わった。
心細そうな表情で入学した息子が、堂々とした表情で卒業証書を手にする姿にじーーんときた。
小さな学校で、ずっと1クラスで育ってきた子どもたち。
きっといろいろなことがあったと思うけれど、本当にすばらしく仲がよく、まとまりのあるいいクラスで、そんなクラスの一員として小学校生活を送れたことは幸せなことだったと思う。
画像は卒業前に、「大切なもの」というお題で描いたという作品。
思わず、じーーーっと見つめてしまった。
「ランドセル」
このランドセルを買ったころ、我が家は決していいときではなかった。
いろいろな問題ごとがたくさんで、家庭のなかもいざこざが耐えなかった。
心に余裕がなかったし、時間の余裕もなかったから、ランドセルは、仕事休みの日に私と夫で買いに行った。
なんとなくだけれど、選ばせてあげなかった後悔がずっとある。
あわててバタバタと買いに行ったランドセルだったけれど、見た目や使いやすさ、ああでもないこうでもないと、結構二人で悩みながら買ったのは覚えてる。
そんなランドセルを、大切なものに選んでくれた。
息子達の一番かわいいころに、あまりいい家庭環境で過ごさせてあげられなかった後悔とは裏腹に、息子達がやさしく育ってくれていることに、本当に感謝をしたくなる。
卒業式に感謝の手紙をもらったけれど、
私の子育ては、息子達へのありがとうの方が、きっと多い。
2コメント
2018.03.26 08:01
2018.03.25 23:22