センチメンタルも悪くない
夏休みに入り、あわただしく、もしくは暑さにしばしやられながら、時が過ぎていく。
観る予定になっていた「フジコ・ヘミングの時間」を、昨日観ることができた。
そのなかで、サラっと流れていった場面なのだけど、フジコさんが恋をしているって話が出てくる。
たった数年だったとしても、いい時間が過ごせるのならそれはすてきじゃない。
確かそんなことを言っていた。
恋愛のことだけではなく、私はやっぱり幸せは長く続いて欲しいと願うし、欲張りなことに、どこかで永遠を望んでいるような気がする。
だけど永遠の幸せが、一体どれだけあると言うのだろう?
振り返ると、幸せはいつも辛いことと隣り合わせ。だけどやっぱり、すてきな思い出はすてきなままである。
そのとき、そのときの輝きが、私の人生に彩りを添えてくれる。
「楽しいことばかりで悲しいことがないと言うのもどうかと思うの。センチメンタルなのもいいじゃない」
そんな台詞(予告にも出てくるけど)が心に残る。
心を少し楽にして、前に進めるような気持ちになった。
12月のコンサートが俄然楽しみに。
画像は昨日の夕陽。
夕陽を見上げるときはいつも、
同じことを思う。
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