風になる
先日ある方からお褒めの言葉をいただいた。
長男坊が釣りに出かけているのをたまに見かけるそうで、「このくらいの年頃の子はには珍しく、いつも良く挨拶をしてくれるんだよ」と。
正直少し驚いた。
長男坊はシャイな性格だから、極力人を避けて通るタイプだと想像していた。だからこそ口を酸っぱくして、「挨拶はちゃんとしなさいよ」と言っていたのだ。
そんな言葉もクールにかわしてしまう長男坊だったが、本当はちゃんと聞いてきてくれていたのかなあと、うれしくなる。
折々に気づかされるこう言うタイミングは、大切にしなくては。
これもまた先日の話になるけれど、「猫の恩返し」をテレビで鑑賞。我が家は犬を飼っているけれど、無論猫も大好き。やっと最初から最後まで見ることができた。楽しい話だった。
それぞれのキャラクターの個性が痛快。
なかでも、ハルちゃんのかわいらしさと、バロンの素敵さが印象深い。
大人になればなるほど女性はどこかで、「しっかりしなくては」と常に言い聞かせているところがあるのではないかと思う。
「分からない」「できない」と、甘えていられたころを懐かしく思う。
そんな台詞はもう似合わないとか、使ったらいけないような呪縛をどこかで抱えてしまうのではないかと思う。
「大丈夫だよ。間違ってないよ」
「大丈夫、任せて」
「大丈夫、僕を信じて」
本当は、そんな言葉が欲しいのかもしれない。
バロンはそんな台詞がとても似合う素敵さだった。
エンディングに流れていた曲。
「風になる」
あ!そうそう。この曲が好きだったんだ。
ふとそう思い出す。
何気なく聞いてすぐにスッと入ってくる曲には、不思議な縁が宿っていることが多い。
先日からずっと頭のなかをこの曲が流れている。
コレは昨日の夕方の海。
ブルーの世界に溶け込んで行く息子の背中を愛おしく見送った。
ああ。
もう夏が終わってしまうよーー(泣)。
2コメント
2018.08.26 21:56
2018.08.26 11:23