夏のエトセトラ
年に1回だけの私の出番だったコンテストは、今年でとりあえず終了とのこと。
結局、大して有終の美は飾れなかった。当時ボディーボードからショートボードに転向を試みる人が多かったなか、挫折する人も多数。どちらかと言えば一番に挫折しそうな私だったけれど、根気よく続けてきて今がある。
その意地みたいなものを、もう少しは見せたかったけれど、コンテストとはそう言うものなんだよなあと、ずっと応援してきたからよく分かる。
コンテストは終わってしまったけれど、私にはもう少しがんばりたい理由がある。
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目的がはっきりしている次男坊と、なんとなくふんわりとしている長男坊とのギャップに少しばかり惑う。
比べるのは絶対に間違い。
伝えたいことはどちらにも同じことなのだけど、性格が違えば伝え方にも工夫が必要なのかな?
長男坊は思春期に突入しつつあり、いろいろと難しくなってくる。くわえて将来のことも少なからず考えていかなければならない。この「〜しなければならない」に囚われ過ぎているのだろうか?
まだまだ答えは見つからない。
(でもさ、私だって随分とふんわりしてたじゃない。ふんわりふらふらしながらも、何とか自分なりに道を開いてきた)
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次男坊の今後のサーフィンとの向き合い方についても、いろいろと考える。
焦るのは、最善を与えたいと思うから。
夫は焦らない。
多分それが正解なのかもしれないけれど、外の情報を気にしない夫に合わせてばかりでは、我が家はいつのまにか置いてきぼりを食らうのではないか?
私くらいは焦っていた方がいいのじゃないか?(笑)
無意味かもしれないと分かってはいるものの、そんな思いもあって、ひとりジタバタしている。
(けど多分、基本のんびり(ハタから見れば))
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父の初盆。
法事にどうしても参加できず、午前中に墓参りに行き、夜実家の集まりに参加する。
少しだけでもと墓の拭き掃除を息子とするも、無論その必要もないほどにきれいだった。母はそう言うところ、本当にきちんとしている人だ。
墓前に手を合わせ、少しばかり父に話しかける。
夫が何やら長々と手を合わせていた。
どんな話をしていたのだろう。
墓参りを済ませ、車に乗った途端ににわか雨が降りだした。
父が、神様に待っていてもらったのではないかとちょっぴりうれしい気持ちになる。
「じいじは何かに乗って家に帰ってくるんだよ。トンボに乗ってくるのかな?」
そんな話を息子とたまたましていたのだけど、法事の際に、みんなの周りをトンボがぐるっと一周したのだと妹が話してくれた。
「お父さん。おかえりなさい」
互いに残る心のしこりは、消えないのかもしれない。
胸がひりりと痛むから、いろいろな行事はいっそ無い方が幸せに暮らせるのではと、ダメな私は安易にそう思ってしまうけれど、それでも関わっていくことが大切なのだろう。
家族のつながりって奥が深い。
思いやりの気持ちを、私が無くしてしまいませんように。
photo by shima san
息子の走る姿が私は好き。
私も人生を駆け抜けたい。
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