夏の終わり

photo by shima san
お盆を過ぎたら、かすかに、でもはっきりと空気が変わった。

朝、夕がとても涼しい。
示し合わせたように、夜は一気に虫たちの声。

ああ。そうだったそうだった。
夏はいつもそう。

暑すぎて、もう溶けてしまいそうで、
楽しいけれどとても疲れる。

私、夏本当に好きだったっけ?

そう思い始めたころに、スッと引いて行く。
意外とあっけなく。

何かに?(誰かに?)似ているような気がするのだけど、夏に浮かされた頭ではもはや思い出せない。


「私は一体何をやっているのだろう?」

またまた始まったこの面倒くさい自問自答は、秋の気配を感じたからに違いない。

気のせい、気のせい。
考えたらダメ、考えたらダメ。

まるでだだっ子をたしなめるように、自分に言い聞かせる。


夏よさようなら。

年々丸みを帯びていくうんざりする背中をなんとかピンと張って、前へと進むのだ。

見ていてね。
見ていてくれるといいな。

そんな甘えた考えなんか、決して持たない。
絶対の絶対の絶対に。
(強調すればするほどあやしい(笑))

そんな、夏の終わりのひとり言。

ともあれ、まだまだ残暑厳しき折。
どうぞご自愛ください。

海日和♪

南国宮崎の海の香りをあなたにお届け。 夫のサーフショップのお手伝いをする毎日、一人の母として、一人の女性として、日々の徒然を気ままに綴ります。

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