縁
(ネタバレがあったらごめんなさい)
『マチネの終わりに』を観てきた。
2人が惹かれあっているのは分かるけれど、どことなく2人とも淡々としている。もっとグイグイ引き寄せられる様子が観たいと思ったけれど(肉食的発想(笑))、感情をベールに包むような仕草や身のこなし、発する言葉すべてが、2人が「大人」であることを表しているのだと思った。
「私は正しい生き方をしたいわけではない」
「"会わないこと"が彼の愛情そのものだった」
みたいな台詞が心にに刺さった。
男女ともに好感度の高い俳優と女優の配役が、観ていてうっとりさせてくれる。美しい大人の恋を堪能した。
予定どおり1人鑑賞。
そのあとショッピングモールをぶらぶらとしながら、いくつか買い物をして帰ってきた。昼食を取りながら、ふとこれからの自分についてもぼんやりと考える。
やりたいことがいろいろと浮かぶので、少し安心する。
そうそう。映画のなかでもうひとつ。
「私は生きるわ。死んだりなんかしない。」
みたいな台詞。数日前のブログで書いたタイトルと重なり思わず心の中であ、と言った。
縁を感じる映画だと思った。私は縁に生かされ、生きているように思う。
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